現在は、運転台を車両に取り付ける工程で溶接の本付けの前の仮付けや、冶具組み立てなどを担当しています。近いうちに車両内部の作業を担当させてもらう予定です。
安全と3Sはポリテクで学んだことが現場でそのまま活かせます。ただ、企業に就職してみると資格がないとできない仕事があります。ポリテクにいる間に指導員から勧められた資格(クレーン、フォークリフト、玉掛け)を取得しておいてよかったと思います。
離職者訓練(アビリティコース)修了生採用企業・修了生の声
利用者が語るアビリティ訓練(8)(溶接技術科)株式会社スミヨシ
アビリティ訓練とは?
当センターが行う離職者訓練(溶接技術科)について、平成26年6月修了生の株式会社スミヨシ 田中 秀紀さんと上司の総務部マネージャー 三河 義勝さんにそれぞれの立場から感想をお伺いしました。
先輩訓練生から色々と教えてもらった(田中さん)

田中 秀紀さん
訓練期間中は先に入った先輩訓練生からの指導もすごく参考になりました。
現場ではポリテクの実習場のように整った環境でない状況になることもあります。溶接だと電圧が整わない、合わせる金属に隙間が出てくるといったこともあります。そのような状況になったときの対処について訓練のときにもっとちゃんと聞いておけば良かったと思うときもあります。
質の高い仕事ができている。(三河さん)
当社はJR、公営、私鉄、輸出向け新造車両、改造車両の設計並びに組立工事一式を行っている企業です。北陸新幹線の車両製作にも関わっております。
車両製作は乗客の人命を預かる仕事で、一人前の技術者になるには3年から4年はかかります。特に台車等の重要な部分は資格を持った熟練工でないと任せることはできません。

田中・三河さんの写真
ポリテクの修了生は基礎的な技術を身に付けていますが、田中さんは更に資格を取得していたことが採用では有利になりました。
田中さんが担当している仮付けは、後から本付けする技術者にとっては非常に重要で、田中さんは質の高い仕事ができています。
これからも田中さんの持ち前の明るさで、職場を明るくして欲しいと思います。
また溶接科の修了生を中心に採用させてもらいたいと考えています。
取材にご協力いただいた事業所概要
会 社 名:株式会社スミヨシ
所 在 地:大阪市鶴見区今津南4-8-10
従業員数:624名
事業内容:JR、公営、私鉄、輸出向け新造車両、改造車両の設計並びに組立工事一式
新造車両及び改造車両の部品製作一式
利用者が語るアビリティ訓練(7)(デジタル機械設計科)株式会社カネタ
アビリティ訓練とは?
当センターが行う離職者訓練(デジタル機械設計科)について、平成25年2月修了生の株式会社カネタ 齊藤 真由美さんと上司の執行役員 藤崎 亜紀さんにそれぞれの立場から感想をお伺いしました。
以前から興味のあったものづくりに携わる分野で就職が出来ました
私は、ポリテクセンター関西でデジタル機械設計科を半年間受講し、CADオペレーターの仕事に就くことができました。
以前からものづくりに興味があったものの、これまで運送会社の集配業務にパートとして10年間従事しており、工業系の学校で学んだり、資格やスキルを得たりする経験もなく、ものづくり関係への就職はあきらめていました。

齊藤 真由美さん
そんな中、友人やハローワークからの紹介でポリテクセンターの存在を知り、これが最後のチャンスと思い、デジタル機械設計科の受講を希望しました。
デジタル機械設計科では、同期の訓練生とお互いに切磋琢磨し理解できない所は先生に質問しながら、図面の見方から2次元・3次元CADによる機械部品のモデリング技術など機械加工を考慮した設計技術を基礎から学ぶことができ、十分に習得することができました。
訓練を受講したことで今まで経験したことのないCADオペレーターの職に正社員で就くことが出来ました。現在は製缶図面から3次元CADを使ってモデリングし展開する仕事をしています。
毎日が忙しく充実した日々を送っていますが、かねてから念願のものづくりに携わることができ、大変満足しています。
アビリティ訓練修了生は専門基礎知識を身に付けている
【株式会社カネタ 執行役員 藤崎 亜紀 様】

当社は、大阪・摂津市にある企業です。
昭和46年に創業。創業以来、貯蔵用の各種タンクや金属容器、架台などの製缶・板金加工を中心に着実に業容を拡大し、現在では自動車部品や食品、医薬関連の製造機器、自社ブランドの切粉圧縮処理装置の製造・販売など多岐にわたって手掛けています。
昭和63年にレーザー加工機を導入して以来、切断、曲げ、組立、加工など社内で一貫生産出来る体制づくりに努めてきました。平成4年にレーザー加工機を増設、平成20年6月にはYAGレーザー溶接機を導入し、顧客のあらゆる要望にこたえられる体制づくりに努めております。


各個人の技術向上のため月2~3回の勉強会や、5S活動にも積極的に取り組んでいます。
『丸焼きくん』というバーベキューコロンを自社で開発・製造・販売を手掛けるなど、単なる町工場に留まることなく躍進を続ける努力は惜しみません。
アビリティ訓練修了生は専門基礎知識を身につけて入社してくるので、『即戦力』とまでは、いかなくとも戦力になるまでの時間がかなり短縮でき、自社仕様を身につける事も早いと考えております。
彼女はまさにその通りの期待に答えてくれ、社内でもすぐ社員たちと打解けてくれました。
今回、新分野への参入に関しての情報収集や分析にも彼女の感性を起用しようと考えており、今後の活躍も期待しております。
取材にご協力いただいた事業所概要
所 在 地:大阪府摂津市鳥飼中2丁目3番11号
従業員数:30名(2008年4月現在)
事業内容:製缶、機械製缶、YAGレーザー溶接、レーザー切断、切子圧縮処理装置製作・販売、設備管理コンサルティング
ホームーページ: http://www.kaneta-tekkou.co.jp/
利用者が語るアビリティ訓練(6)(電気設備科) ボルツ株式会社
アビリティ訓練とは?
当センターが行う離職者訓練(電気設備科)について、平成21年11月修了生のボルツ株式会社 製造技術課 小川晃達さんと上司の製造技術課主査 上野俊哉さんにそれぞれの立場から感想をお伺いしました。
電気の基礎からじっくり学べました
私は、ポリテクセンター関西で平成21年6月から11月末まで電気設備科の離職者訓練を受講しました。電気設備科の一期生として、再就職に向け15名一丸となって訓練と就職活動に取り組みました。訓練生は20代から50代と幅広い年齢層で、仲間から得られることも多くありました。訓練生同士で切磋琢磨し、全員就職することができたことが印象に残っています。

小川 晃達さん
前職では、工作機械のサービスの仕事をしていましたが、関連する制御盤などの電気分野に興味を持ち受講に至りました。もともと電気の知識はなく始めは不安でしたが、電気の基礎からじっくり勉強することができ、充実した訓練を受講することができました。就労するなかで、やはり基礎が大切だと実感しています。今でも当時、訓練で使用したテキストを見て確認することがあります。
ポリテクセンター関西では、電気の楽しさと生涯付き合える仲間を得る事ができたと思っています。訓練生同士仲が良く、今でも連絡を取り合っています。情報交換をしたり、仕事で分からないことなど質問したりできることは非常にありがたいです。
現在、所属する製造技術課では、設備保全を担当しています。既存設備の修繕だけでなく、ラインに必要な機器など自社内で製作できるものは何でも自作しています。今は、ボルトの良否を判定する機器を製作しているところです。制御盤だけでなく、溶接機を使ってセンサーを載せる架台なども製作するので、幅広い技術が必要になりますが、日々ものづくりの楽しさを実感しています。今後は、インバータやPLCの制御技術を深め、仕事の中で生かしていきたいと考えています。
様々な分野の勉強をして欲しい
当社は各種ボルト、エンジン周りパイプ等の機械加工部品、その他冷鍛部品を制作しており、小川さんには、そういったラインの設備保全を担当してもらっています。
当初、設備保全の人材が不足しており、電気保全ができて対応が早い人材を求めていました。
小川さんはポリテクセンター関西で6ヶ月間電気設備科の訓練を受講しており、基礎がしっかりしていることから即戦力になっています。
現在は小川さんを含め3人体制で設備保全を担当してもらっていますが、3人で協力し合って作業を進め、充実した仕事をしています。今後は、機械分野の保全や受電設備の保守保安といった内容の業務にも携わって欲しいです。また、電気に限らず、様々な分野を勉強して知識を増やし、後輩を育てて欲しいと思います。
取材にご協力いただいた事業所概要
所 在 地:兵庫県川西市久代1丁目1番24号
従業員数:300名(2008年4月現在)
事業内容:一般ボルト、機能ボルト、スタッドボルト、エンジン周りパイプ、機械加工部品、その他冷鍛部品
ホームーページ: http://www.boltz.jp/index.html
利用者が語るアビリティ訓練(5)(溶接技術科編)株式会社山口製作所
アビリティ訓練とは?
様々な技能・技術を広く学ぶことができました
これまではバイクの販売店で営業の仕事をしていましたが、もともと機械が好きで、物を生産する仕事に興味があったので、溶接技術科の訓練を受講しました。実際に訓練を受講してみるとこれまで溶接機など使ったことがなかったため、最初は訓練についていくことが大変でした。また、同じ訓練生の中には前職で溶接の経験のある人もいたので、焦りもありましたが、カリキュラムが進んでいくうちに様々な技能・技術を広く学ぶことができ、とてもやりがいがありました。
訓練課題として台座を作りましたが、その経験が設計から制作、完成までひと通り自分で考えて製作できたので、就職の方向性を決める時にも役に立ったと思います。
今後は、CAD等を使って一から設計したものを実際に加工、溶接し、組み立てることで製品を作り出す仕事をしたいです。

中植 盛永さん

中植さんが溶接中のパイプ
仲間と一緒に技術を磨いてほしい
当社はステンレス加工のオーダーメイドを中心とした溶接加工や金属加工を行っており、他社に真似のできないオリジナル製品を製作しています。また、環境対策製品などを手掛け社会貢献をモットーとしています。
溶接、板金加工が中心の仕事になりますので、新たに社員を採用しても長く続かない場合が多いのですが、中植さんは1年近く頑張ってくれています。ポリテクセンター関西で溶接の基礎を学んだ後、溶接技能検定を受けるなど、溶接技術の基本的なところはすでに分かっていますので、これからは職場の仲間達と一緒に技術を磨いて欲しいですね。

山口代表取締役
最近、環境省に認定された事業として落ち葉などを炭化させることで放射性セシウムを吸着させる非燃焼連続炭化装置を開発しましたので、7月には改良した機械を福島県へ運んで実験を行う予定です。この事業が軌道に乗った際には中植さんにも製品の製作を是非手伝ってもらいたいです。

開発した非燃焼連続炭化装置
(炭っ姫A すみっこエース)

炭化し成形した物
取材にご協力いただいた事業所概要
所 在 地:京都府宇治市二尾椿灰谷7-14
従業員数:12名
事業内容:ステンレスの精密製缶、ステンレス製品の製作・加工、アルミ溶接/板金/アルゴン溶接/NCT加工等
ホームーページ: http://www.yincs.co.jp/index.html
利用者が語るアビリティ訓練(4)(電気設計技術科編)摂津機電株式会社
アビリティ訓練とは?
摂津機電株式会社の成田京介さん(平成19年9月修了)と同社代表取締役山口忠吉さんに、アビリティ訓練(電気設計技術科)について、修了生と修了生を採用された企業経営者それぞれの立場から感想をお伺いしました。
訓練で学んだことが自信につながりました。
電気設計技術科を修了して制御盤設計の仕事に携わっています。訓練受講のきっかけになったのは、ハローワークからポリテクセンター関西を紹介されたことでした。
今振り返ると、訓練で学んだことは、現在の仕事をする上で、自信になりましたね。特に、訓練でタッチパネル、アナログユニットに触れることができてよかったですね。また、現在、仕事でCADを使用していますが、種類は違いますがCADを教わっていたことはよかったと思います。

成田 京介さん
企業ニーズと連動して訓練内容が 更に内容の濃いものになることを期待します。
当社は、設計・組立・板金・電気工事等一貫した生産システムによる制御装置設計施工の事業所です。ポリテクセンター関西の受講生を採用するポイントとしては、一から教えなくても基礎ができており、技能、知識を持っていることです。(代表取締役山口 忠吉さん)
取材にご協力いただいた事業所概要
会 社 名:摂津機電株式会社
所 在 地:大阪府高槻市唐崎南1-1-3
従業員数:26名
事業内容:制御装置設計施工
利用者が語るアビリティ訓練(3)(組込みソフトウェア科編)株式会社ピーアイシステム
アビリティ訓練とは?
株式会社ピーアイシステム技術統括部 マイコン技術部湯口弘一さん(平成19年6月修了)と同部技術2課主任長村亮さんに、アビリティ訓練(組込みソフトウェア科)について、修了生と修了生を採用された企業の上司それぞれの立場から感想をお伺いしました。
自分で書いたプログラムで機械が動作した時の喜びは今でも忘れられません。
これまで販売の仕事をしていましたが、将来を考えた時、手に職をつけて人生をかけて出来る仕事をしたいと思うようになっていました。そんな時、ポリテクセンター関西での訓練説明会に参加し、組込みソフトウェア科に興味を持ちました。
いざ訓練が始まると、内容になじみがなく不安を感じることもありました。それでも他の訓練生や指導員のサポートがありましたので、しんどいと感じたことはありませんでした。次第に自信もつき、何かをやらされるのではなく、自ら進んで勉強することの楽しさを感じました。自分で書いたプログラムで機械が動作した時の喜びは今でも忘れられません。

技術統括部 マイコン技術部 技術2課 湯口 弘一さん
ポリテクセンター関西で学んだことも強みにできるよう成長してほしいですね。
当社は、マイクロコンピュータに関するあらゆる開発に携わっていますが、新卒、中途採用ともになかなか業界を希望する人材を確保するのはなかなか難しい状況です。そんな中、ポリテクセンター関西から多くの人材を採用しています。採用した人材は、OJTを中心に教育していますが、ポリテクセンター関西で訓練を受け、技能を身につけていることで仕事への自信につながっているようですね。
今後、自分の中で強み弱みを整理して力を発揮してほしいと願っています。その中で、ポリテクセンター関西で学んだことも強みにできるよう成長してほしいですね

技術統括部 マイコン技術部 技術2課 主任 長村 弘さん
取材にご協力いただいた事業所概要
会 社 名:株式会社 ピーアイシステム
所 在 地:大阪市淀川区西宮原1-8-29 テラサキ第二ビル7階
従業員数:92名
事業内容:マイクロコンピュータ、パソコン、ワークステーションのソフトウェア開発、マイクロコンピュータ応用製品の設計・製造・販売、システムコンサルタント、SI業務、EUCプログラミング、その他コンピュータに関する機器の設計・製造・販売など
利用者が語るアビリティ訓練(2)(CAD/CAM技術科編) 株式会社日輝製作所
アビリティ訓練とは?
株式会社日輝製作所の家門裕一さん(平成19年6月修了)に、アビリティ訓練(CAD/CAM技術科)を受講した感想をお伺いしました。
図面の読み方を教わったことが 現在の仕事のいろいろなところで役立っています
当社は、電装部品、電子部品機器の金型設計製作及びプレス加工、樹脂加工を行っている事業所です。現在、金型課に所属しており、ドリルや汎用フライス盤を使用した金型製作の仕事に携わっています。
ポリテクセンター関西の訓練を受講したのはもともと、ものづくりに興味があり、ハローワークでポリテクセンター関西を紹介されたことがきっかけでした。訓練を受けて感じたことは、授業がわかりやすかったことですね。特に図面の読み方を教わったことが、現在の仕事のいろいろなところで役立っています。また、短い期間でしたが汎用フライス盤を実際に使ったことがよかったです。
会社の先輩たちに仕事を教わっていますが、今後は、訓練で教わったマシニングもやってみたいですね。

家門 裕一さん
取材にご協力いただいた事業所概要
会 社 名:株式会社 日輝製作所
所 在 地:兵庫県川辺郡猪名川町笹尾材ノ前11-1
従業員数:65名
事業内容:電装部品、電子部品機器の金型設計製作ならびにプレス加工、樹脂加工
利用者が語るアビリティ訓練(1)(電気設計技術科編) 株式会社小松ライト製作所
アビリティ訓練とは?
株式会社小松ライト製作所研究開発部の池上朋康さん(平成19年9月修了)と研究開発部長東内(とうない)新二さんに、アビリティ訓練(電気設計技術科)について、修了生と修了生を採用した企業の上司それぞれの立場から感想をお伺いしました。
広い分野の基礎を知ることができました
現在、研究開発部に所属し、制御設計を担当しています。ポリテクセンター関西での訓練を受講したきっかけは機械をさわることが好きで、電気のことも知りたかったからでした。
訓練を受講してよかったことは、広い分野の基礎を知ることができたことですね。先生が丁寧に教えてくれたことも嬉しかったです。広い分野にわたる基礎を訓練で受講したことを仕事に活かして、これから更に勉強 したいですね。

研究開発部 池上 朋康さん
訓練で学んだことが すべて活かせるようサポートしていきたい。
当社は、精密プラスチック成形加工、金型の製造事業所です。今回池上さんを採用したポイントは、前職での経験と訓練内容からでした。ポリテクセンターの訓練生は基礎ができているのが心強いですね。
今後は、訓練で学んだことがすべて活かせるようになってほしい。そのために彼のスキルを伸ばしていきたいですね。

手前 池上さん 奥 研究開発部長 東内 新二さん
取材にご協力いただいた事業所概要
会 社 名:株式会社 小松ライト製作所
所 在 地:大阪府吹田市西御旅町1-1
従業員数:500名
事業内容:精密プラスチック成形加工及び金型製造
求職者のための訓練コースに関する情報
お問い合わせ先
指導課 受講者係
TEL
06-6383-9711
FAX
06-6383-0961
E-Mail
kansai-poly02@jeed.or.jp