学校案内

学校長挨拶

第一線で活躍する『ものづくり』のスペシャリスト育成を目指しています

東北職業能力開発大学校校長の写真 校長  進藤 裕英

東北職業能力開発大学校は、四季のうつろいが大変美しい自然豊かな栗原市築館にあり、ものづくりを支える技能・技術者育成を目指しております。前身の宮城職業訓練短期大学校が設立されたのは、高度経済成長期の昭和55年のことであり、当時は実践技術者の需要にも応える必要性が生じておりました。平成5年には宮城職業能力開発短期大学校に改称され、平成12年には、高度な技能・技術に加えて企画・開発力等創造的・実践的なものづくり能力を有し、生産技術・管理部門のリーダーとなる技術者の育成が要求され、2年間の専門課程に加え、更に2年間の応用課程を新設し、4年間の教育訓練ができる体制となりました。

最近は、長寿命化に伴い、老人医療も重要な課題となっておりますが、機械・構造システムも同様であり、これからは人が作ってきた既存システムが長寿命化して、システム老人医療時代を迎えるため、システムメンテナンス科学産業も期待されております。また、情報技術に加え、エネルギー・環境・バイオ技術が重要視されてきております。社会や産業界では、情報ネットワーク対応のものづくり教育が要請されており、三次元プリンターも注目されております。ものづくりでは、理論・設計・生産、これら3つのバランスが重要であり、製図や実験・実習を重視した実践的工学教育も大切で、この点でも当大学校の教育訓練は、大変充実しております。

当大学校は、産業界が期待する現場の技能・技術等を身に付けた実践技術者を育成する大学校であり、産業界にも良く受け入れられ、今や卒業生は宮城を中心に全国で活躍しております。学生生活において、失敗や挫折、悩むことがあるかもしれませんが、勉学を続ける志を持ち続ける限り、当大学校教職員が一丸となって皆さんの支援を致します。また、科学・技術・技能を融合したものづくりを行う講義や実験・実習を準備しておりますから、いろいろな勉学にチャレンジでき、疑問点等があれば質問も大歓迎です。報告書や論文の書き方をはじめ、ものづくりや研究の作法等は、様々な機会を通し、各教員から学べます。各人の個性を生かしつつ、親睦や連帯と協力により、人と人とのつながりを深めることで、ものづくりに大切なチームワークが育ち、社会に出てから仕事の上で大変役に立ちます。加えて、道徳心を持ち、倫理観に優れ、自覚と責任を持った人材として、成長を期待し、当大学校は、豊かな学識と豊富な経験を持つ教員陣の熱意ある指導体制を準備しております。

人間的な本来の幸福度とも関連しますが、安全・安心工学教育が世界の流れになっており、前述のように実践を重視した工学教育が注目されております。最近は、自然現象と触れ合う機会が減少し、実空間での体験に比べ仮想空間での知識の比率が高まっており、考えられない事故も増大しております。また、情報技術の普及に比べ実験・実習の機会が減少し、危険度も高まっておりますが、この点でも当大学校の教育訓練は、対処しております。

最も重要なのは、学生を教育するだけでなく伸ばすことだと思います。また、根気強く仕事をする技能技術者養成も大切で、当大学校では技能五輪等の出場を目指し皆で努力しており、これまで優秀な成績を収め、最優秀賞等を受賞してきております。宮城地方大会で選抜された者は、技能五輪全国大会(23歳以下)に出場しますが、その他にも若年者ものづくり競技大会(20歳以下)があり、更に選抜されて国際技能競技大会(22歳以下)に出場し、金メダル等メダル獲得を目指します。また、受託・共同研究や在職者等の職業能力開発に関する相談・援助を行っておりますので、皆様も気軽にお越し頂き、ご活用下さい。

最近は、異常気象が続き、また、国際情勢も不安定の中、国際交流はますます自由に進み、世界の流れが無視できなくなっており、地球環境問題、化石資源の枯渇、グローバル化、少子高齢化、ものづくりの衰退もあります。また、ボーダレス化の時代を迎え、大きな変動が予想されますが、これらの諸問題には私達皆で対処する必要があります。末筆になりますが、今後とも皆様の一層の御理解と御支援を賜りますようお願い致します。

東北職業能力開発大学校 校長 進藤 裕英

経歴/昭和52年 東北大学大学院博士課程修了 工学博士(工学研究科・機械工学第二専攻)、昭和52年 東北大学助手(工学部・機械工学第二学科)、昭和56年 東北大学助教授(工学部・機械工学第二学科)、平成3年 東北大学教授(工学部・材料加工学科)、平成9年 大学院重点化(大学院工学研究科・材料加工プロセス学専攻)、平成16年 国立大学法人化(大学院工学研究科・材料システム工学専攻)、平成25年 東北大学附属図書館工学分館長。日本語・英語版の教科書・参考書や研究展望を執筆・使用して、数学を利用した基礎工学教育を行い、また、製図や実験・実習を重視した実践的工学教育も積極的に進めている。平成27年4月就任。

歴代校長一覧

氏名 期間 備考
1 武田信男 昭和55年4月1日~昭和58年3月31日 宮城職業訓練短期大学校
2 菅野茂甚 昭和58年4月1日~昭和61年3月31日
3 渥美光 昭和61年4月1日~昭和62年3月31日
4 酒井高男 昭和62年4月1日~平成2年3月31日
5 荻野義定 平成2年4月1日~平成7年3月31日
6 只木楨力 平成7年4月1日~平成12年3月31日
7 本間基文 平成12年4月1日~平成18年3月31日 東北職業能力開発大学校
8 太田照和 平成18年4月1日~平成23年3月31日
9 三浦隆利 平成23年4月1日~平成27年3月31日
10 進藤裕英 平成27年4月1日~