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修了生・在校生の活躍

金丸座を3Dで再現

平成14年3月15日付 読売新聞掲載

現存する日本最古の芝居小屋として知られる琴平町の金丸座(旧金毘羅大芝居)が建築された1835年当時の構造や特徴などをつかもうと、丸亀市郡家町の四国職業能力開発大学校の学生が、江戸時代の芝居小屋をコンピュータの3次元画像(3D)で再現、舞台の仕組みや自然採光をシミュレーションし、照度や音響の特性などを解析した。
研究に取り組んだのは、住居環境科の2年生の3人。山下助教授の指導を受けて現地調査30年前の移築復元にあたって町が作成した工事報告書などの資料をもとに約半年がかりで解析した。
現在の金丸座と江戸時代の小屋を図面化し、3Dでパソコン画面に映し出した。そのうえで、アニメーションの人物が廻り舞台やせりなどを操作している様子を再現。自然光が時間帯によってどのように差し込み、ロウソクやちょうちんなど補助光で小屋の中の照度がどう変わるかなど調べた。
また、観光客のいる時間帯を避け、騒音計など持ち込んで一週間続け残響時間や遮音効果などのデータを収集。その結果、残響時間は短く、オペラなどの音楽効果には不向きであることや、遮音効果は低いものの周囲の土塀が雑音を遮る役目を果たしているなどわかった。
山下助教授は「木造が音が響きにくいと予想していたが、シミュレーションで考えた通りの結果が得られた。実際の公演での照明や音響を考える上で参考になるだろう」と話している。
研究結果はCDに収めて琴平町に贈呈する。

金丸座
3Dで再現した金丸座

金丸座

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