トマト収穫ロボットの開発

 本開発課題の目標の一つとして「トマトロボット競技会」における入賞を掲げました。同競技会の目的は、地域の農園や地元の大学、企業等と連携して、将来における省力化や生産性の向上等を図るためのシステムの実用化、製品化を推し進めることにあります。この開発テーマは、いろいろな技術を含んでいるため、大学校の生産システム系のそれぞれの科で学んだ特徴を活かしてはじめて実現できるテーマです。開発課題実習は複数の科が共同で開発を行うため、技術的なスキルだけではなく、プロジェクトを進めて行くために必要なヒューマンスキルも向上します。また競技会への参加は、他大学の学生さんと交流することができるため、とても良い経験になります。
 開発は、台車の走行、電動アーム・電動シリンダの駆動、収穫部の機構、カメラ映像による遠隔操作、全体のシステム制御に分けて取り組みました。これにより、メカナムホイールによる台車の全方向走行、吸引と回転によるトマトの収穫、カメラ映像を見ながら操作する無線遠隔操作を実現し、トマトをスムーズに収穫することができました。

トマトロボット競技会出場

2016年度で3回目となる「トマトロボット競技会」のシニア部門に参加し、トマトを傷つけずに収穫する速さと正確さを競いました。競技は、トマト1個の収穫、房からの収穫、株からの収穫と難易度が異なる3つのステージに分かれています。私達は、第2ステージをトップで最終ステージに進み、10分間に9個のトマトを収穫して12チームの中で総合優勝をすることができました。

アグリビジネス創出フェア出展

 東京ビッグサイトで開催された「アグリビジネス創出フェア2016」に出展しました。3日間で延べ37,000人の来場者があり、この会場で開発に取り組んだ学生2名が展示説明を担当し、多くの企業関係者や他大学関係者との交流を通して、成果をアピールしました。ここでは技術的なアドバイスを頂くなどもあり、大変貴重な経験になりました。

自動和菓子包装装置の開発

 この開発課題テーマは、和菓子メーカーからの依頼によりスタートしています。小規模な和菓子店舗では、職人が和菓子作りから袋詰め包装を手作業で行っています。そこで、装置の小型・低価格を念頭に、饅頭(焼き菓子)の袋詰め作業の自動化と生産管理ができる装置の開発を和菓子メーカーとミーティングを繰り返し行いながら開発を進めています。
 装置は、電磁力、空気圧、モーターにより駆動させ、各種センサからの信号をマイコンにより制御しています。自動化では、トレイからアームロボットで饅頭をピックアンドプレースし、梱包装に脱酸素剤と饅頭を挿入、密封します。運転、生産管理はタッチパネル画面で表示操作します。この開発課題は、機械・電気・電子情報の各分野の学生の総力を結集し完成を目指しています。

海中ロボットの開発

 海の中を自由に航行ができるロボットを目指して開発しています。海では、潮や風などの外乱に加え、浸水してしまうと二度と動くことはありません。そのような環境の中、悪戦苦闘を繰り返しながら、製作しています。機械の学生は、浮力を考慮したロボットのデザインや防水対策、電気の学生は、物体を検知するためのソナーやドライブ回路の製作、電子情報の学生は、各種センサからの情報をもとにロボットが自律航行するプログラムを担当します。今年度は、GPS位置情報を頼りに、海洋航行が可能な自律型海中ロボットの開発に取り組みました。
 年度当初に詳細な仕様を決定し、その目標に向かって作り上げ、評価します。ロボットのハード仕様は、最大深度10m、平均航行速度0.3m/s(30分以上連続稼働)、スラスター推力24N/1個 以上と自然環境の中で航行可能なロボットに仕上げました。また、海中では、カメラが視界不良のため使用できません。そこで、30cm程度のブイを20m先から検知できるような超音波センサ回路を開発しています。まだまだ開発の途中です。

沖縄海洋ロボットコンペティション出場

 集大成として、学外の大会に参加しています。大会では、コンピュータを搭載したロボットが各種センサ情報を頼りに、決められたコースを潜航航行します。他大学との技術交流では、様々なコンセプトのロボットに触れることができ、お互い良い刺激になります。
 2016年11月に沖縄で行われた同大会では、準優勝を獲得しました。

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